第2日目 フラッシュクォーツ
(メディアチーム)

男子100m 山縣 亮太(慶應義塾大・広島)2013/06/08 20:23
10.11(+0.7)
 やっと選手権を獲得できたので嬉しい。(4月の)織田記念で桐生(祥秀)に直接対決で負けたあとでの今大会だったし、去年の日本選手権も3位に終わっていた経緯があったので、勝ててホッとしている。  予選(10秒14)でA標準(10秒15)を突破して、気持ちが楽になった面はある。予選と同じ意識で走れば、それなりの結果はついてくるという自信はあった。そういった意味で、楽に決勝に臨めていた。 (決勝レースで手応えを感じたのは)中盤あたりから加速が乗っていってラストで力を抜く(スピードを落とさずに楽に走る)ことができたとき。そこで後半の走りのイメージがしっかりできた。70m付近くらいだと思うが、ふっと力が抜けた瞬間に、たぶんもう抜かれることはないなと思った。 (世界選手権に向けて)去年のロンドンオリンピックでは準決勝10秒10、6着で決勝進出を逃している。今年同じ舞台に立ったとき、昨年の課題や反省を生かして、最後(決勝)まで走りきれるような走りを世界ではしたいと思っている

女子100m 福島 千里(北海道ハイテクAC・北海道)2013/06/08 19:26
11.41(±0)
 日本選手権で優勝できたのはとても名誉なことなのだが、記録的には全然物足りないという思いがある。決勝に向けては(得意のスタートでうまく出られなかった)予選のミスを繰り返さないように修正して、実際にそれはできたのだが、決勝は逆に後半もっとのびのびと行くべきところで力みが出てしまった。この点をうまく調整できなかったところが、自分の今の実力なのかもしれないと思う。  今後の課題はあるが、まずは明日の200m。まだ標準記録を突破できていないが、やれるだけのことをやって、いい結果を残したい

男子10000m 佐藤 悠基(日清食品グループ・東京)2013/06/08 19:12
28:24.94
 そんなに速い(ペース)展開にはならないだろうと予想していたので、余裕をもってついていき、ラスト100mで確実に勝ちきるレースをしようと決めていた。ただし、勝負は最後の最後までどうなるか分からないので、自分の勝負所までどれだけ余裕をもってレースを進められるかというところに気を使った。 レース前半はここ3年間で一番身体が重たい感じで、最後危ないかなという不安も覚えるほどだった。しかし、途中でペースが落ちたので、そこで余裕を持つことができた。 今年は(初マラソンとなった)東京マラソンのあと、3月、4月と全然走れない状況だったが、アメリカに行っていい記録で走れたことで、ようやく自分のモチベーションを高めることができた。それが日本選手権3連覇というなかなかできない結果にもつながったと思う。

女子400m 杉浦 はる香(浜松市立高・静岡)2013/06/08 16:37
52.52
 嬉しいという気持ちに尽きる。(決勝の)スタートに立ったときは、たぶん先輩たちが引っ張っていってくれるだろうから、順位とかタイムよりは、今自分の持っている力を出しきろうという思いだった。
(昨日の予選に続いての大幅な記録更新だが)自分でもなぜこんなに突然記録が伸びたのか分からない。フィニッシュして記録を見たときは、本当にこのタイムなのかなという気持ち。“やったー”といよりは、信じられないという思いのほうが大きかった。

男子やり投 村上 幸史(スズキ浜松AC・静岡)2013/06/08 18:45
81m04
 今シーズン一番きつい試合だったと思う。(競技開始前の)トライアルで投げた1本がすごくいい感じ(クロス走ながら78mあたり)だったので、それをさらに良くしていこうという思いから欲が出てしまった。そのために、1回目の試技は、感覚とかけはなれた悪い投げになってしまい、それをなかなか修正することができずに苦しんだ。80mを越えられると思えるようになったのは4回目が終わってから。5回目でやっと修正できた(81m04)ので6回目はパスした。トライアルでのいい感覚を、うまく試技につなげていけなかったのは、(5月初旬に出場した)ゴールデングランプリのときと同じ。世界選手権では最初の3回できちんと投げられないと勝負ができない。ここが今後の課題になってくると考えている。

男子走幅跳 大岩 雄飛(モンテローザ・東京)2013/06/08 18:17
7m76(+0.1)
 社会人1年目の今年、日本選手権で初めて優勝できたことは、率直に嬉しい。 1回目、2回目の跳躍は、助走で思うようにスピードが出せず苦戦した。4回目で(7m76)が出て、5・6回目でさらに記録を伸ばしたかったが、そこで欲が出てしまい、踏み切りをうまくコントロールすることができなかった。今回目標にしていたのはB標準(8m10)。ウォーミングアップでも8m以上を跳べる感覚があったので、そこに届かなかったのは残念に思う。

女子棒高跳 竜田 夏苗(武庫川女子大・大阪)2013/06/08 17:19
4m10
 この大会に向けて、きちんと調整して、4m20以上は跳べるという状態で来ていたのだが、試合前にアクシデントがあり、かなり動揺して臨んでいた。このため、自分の跳躍は全くできなかった。日本選手権を獲得したが、記録を出したいと思っていたので、満足はしていない。複雑な気持ち。
 良かったことを挙げるとしたら、向かい風のなかでの勝負で、冷静に臨むことができたことかなと思う。

男子400m 金丸 祐三(大塚製薬・徳島)2013/06/08 17:02
45.56
 9連覇達成だが、ホッとしたというのが一番正直なところ。(世界選手権出場に向けては)B標準突破という最低限の記録は残したので、今は、自分を見失わないよう、前を向いて1歩1歩世界へ挑戦していきたい。
静岡国際のレースからここまで修正することができたのは、今まで経験してきたこともあるが、先輩たちから教えてもらってきたことがあってこそ。周りの方々に感謝している。
昨年の冬から取り組んできた、自分のやりたかったことが、今日のレースでやっと少し形になってきたように思う。しかし、タイム的にも、身体的にもまだまだ。今日の走り(で得たことを)を加味しつつ、つくり直していきたい。

女子100mH 紫村 仁美(佐賀陸協・佐賀)2013/06/08 16:55
13.02(-0.6)=大会新
 優勝できて嬉しいが、記録(A標準)を狙っていたので、それが実現できず悔しい。スタートして、1台目で上に浮いてしまって、前半(のインターバル)をうまく刻むことができなかった。中盤から立て直すことができたのはよかったが、あれがなければ、12秒台は出せたのではないかと思う。
 先行する文子さん(木村、100分の1秒差で2位)と(競り合って)一緒にリズムを刻めていたからこそ立て直すことができたと思っている。文子さんに並んだと思ったのは9台目か10台目。このところ安定して11秒台で走れるようになってきていて、スプリントには自信があったので、競り合ったときにはしっかり走れば勝てると思っていた。

男子円盤投 畑山 茂雄(ゼンリン・神奈川)2013/06/08 15:38
56m90
 ここ数年思ったような記録が出せず、悩むことも多かった。学生選手たちが育ってきているなか、最後で逆転できたという今日の結果は、初優勝した大会(第81回大会)以来、一番嬉しく、素直に喜べる優勝といえる。
 いつも春先にピークが来てしまうところを、年齢のことも考え、今年は、この大会に合わせることを試みた。具体的には、今までなら2~3月に行っていたスピード練習(軽い円盤での投げや、軽い重量でのウエイトトレーニングなど)を4月に入ってから行うなどの取り組み。そのために、春先は、調子が上がりすぎないよう抑えて、抑えて…という感じ。我慢するのがつらかった。  投てき自体は、ファウルが多かったことからもわかるように力みすぎていたが、最終投てきに臨む際、冷静になって、振り切りを意識して投げたら、うまく飛んでくれた。自分もまだまだやれる、いろいろ試せるなと思うことができた。

女子砲丸投 白井 裕紀子(滋賀陸協・滋賀)2013/06/08 14:40
 今日は、16mオーバーを狙って臨んでいた。後半の試技で狙いにいこうと思ったのだが、動きがうまく噛み合わずに実現できなかった。失敗してしまった1回目(13m97)で、2回目の記録(15m27)を出したうえで、その後を展開できていたら…と反省している。
 昨年9月に16m台を投げて、今年もまずまずの状態でシーズンに入ることができたのだが、4月に感覚、記録ともに安定せず、スロースタート気味の状況になっていた。優勝できたことは嬉しいが、記録を投げて勝ちたかったという思いがある。

女子三段跳 吉田 文代(郡山女子大附高AC・福島)2013/06/08 14:30
13m14(+1.7)
 1回目の跳躍は、しっくりしなかったのに13mを越えていたので、“悪くはないな”と感じていた。逆に(優勝記録となった3回目の)13m14は、13m30くらいは行ったかなと思ったのに、意外と記録が伸びていない印象。今季は、春季サーキットもゴールデングランプリも、いいと思った自分の感覚と、実際に出た記録とが噛み合っていない状態が続いていて、そのあたりに少しもやもやしたものは残る。
 4月から高校教員になり、生活環境も変わったこともあり、例年通りのコンディションが全くできない状態で臨んでいた。また、左アキレス腱に痛みが出て、5日前にようやくスパイクが履けたことを考えれば、この結果は上々だと思う。

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