第3日目 フラッシュクォーツ
(メディアチーム)

男子5000m 星  創太(富士通・千葉)2013/06/09 22:25
13.49.57
 1月中旬に左足を捻挫して、その後の回復に時間がかかってしまった。今季初戦の東日本実業団は今一つだったこともあり、日本選手権に向けては一発勝負の状態で臨んでいた。今の力では優勝は厳しいと思っていたので、レース展開に身を任せて走った。
もう少し速くなるかと思っていたが、3000mの通過が自分の思い描いていたペースで、自分の身体に余裕があったので、少しずつ上がっていった。最後まで(力を)ためてラストスパートしようと考え、冷静に走ることを心がけたが、鎧坂(哲哉)選手はラストが切れる選手なので、勝てるかどうかは分からなかった。実際にゴールした段階でも分からなくて、鎧坂選手と話してようやく勝ったことを知った。

女子走高跳 福本  幸(甲南学園AC・兵庫)2013/06/09 22:00
1m90
 3週間前の関西実業団で左ふくらはぎを肉離れしてしまい途中棄権。この大会に向けては、“もうやるしかない”という状態で臨んでいた。無事に試合を終えることができたのは、支えてくれた家族や周りの方々の力があったからこそ。感謝の気持ちで一杯の思いでいる。
日本選手権という大きな舞台で1m90という高さが跳べたことは本当によかった。自分はいつも日本選手権以降、暑くなるにしたがって記録が上がっていくタイプ。この大会で(1m)90が跳べたので、今シーズンはこれからが楽しみ。

男子ハンマー投 室伏 広治(ミズノ・愛知)2013/06/09 21:59
76m42 =19連覇
 ロンドンオリンピック以降、初めての試合だったが、日本のファンの皆さんの前で無事に投げることができて嬉しく思う。
この大会に向けては、75mをコンスタントに投げるということを目標にしてトレーニングをしてきたので、1投目に75m(75m41)を投げたことが一番の収穫だと感じている。
世界選手権は前回優勝していて、今回も出場権は持っているが、年齢的なこともあって、先のことは半年ごとに考えて取り組むようにしてきた。とりあえずここまでは日本選手権を目標においてやってきて、それを達成することができたので、これから先についても、今後トレーナーやコーチと相談して、世界選手権に臨むかどうかも含めて、どのような目標設定をするか考えたいと思っている。

男子200m 飯塚 翔太(中央大・静岡)2013/06/09 21:39
20.31(+0.9)
 5月に静岡国際で派遣標準記録を切ってはいたが、それを余裕に思っていると足元をすくわれてしまうので、ここでしっかり勝つという強い気持ちをもって臨んでいた。静岡のあとは脚に少し不安もあったりしたので、そのなかで日本一になれたことは評価できると思う。
 決勝は9レーン。前半から行くべきレーンだと思うし、そこは自分の長所を生かそうと、前半から飛ばしていった。それもあって、ほかの選手は一度も視界に入らなかった。後半もいい流れで入れたので、その面はよかったが、ラストで少し意識しすぎて無駄な力が入ってしまったことが反省点。しかし、20秒31はセカンドベストだし、派遣標準にもう一度迫るタイムだったので満足している。

女子200m 福島 千里(北海道ハイテクAC・北海道)2013/06/09 21:21
23.25(+0.5)
 (23秒30のB標準を突破して)最低限の目標はクリアできたかなと思う。しかし、完全に100%満足できる結果だったとは自分では思っていない。レースに向けては“狙いつつ、狙いすぎず”。いい塩梅の気持ちで臨むことができたらいいなと思っていた。
(標準記録突破に向けて)タイムを意識してなかったと言ったら嘘になるが、意識していたと言っても嘘になる。本当に揺らぐ気持ちはあった。100m予選・決勝と反省するべきところがたくさんあったが、何よりも狙いすぎてしまうのが自分自身のすごく良くないところ。昨日から今日にかけて、そこを考えたとき、そんなに頑張りすぎなくていいんだというところに自分の気持ちを持っていくことができたように思う。100mの予選と決勝のレースが、もしかしたらいいきっかけになるかもしれないと感じていたので、200mに関してはかすかな期待があった。“普通でいいんだ”という気持ちでレースに臨むことができた。

女子5000m 尾西美咲(積水化学)2013/06/09 20:56
15.21.73
 勝負に徹してタイムは考えずにいた。日本選手権の5000mには昨年初めて出場し、今回で2回目。優勝の実感はまだ湧かないのだが、勝てたことは素直にとても嬉しい。
 優勝は狙っていたが、蒸し暑いということもあってタイムを狙うのは難しいと思っていた。外国人の選手がずっと引っ張っていってくれると聞いていたので、つけるところまでついていこうと考えていた。結果的に自己新、また、B標準も突破したということで驚いている。
日本選手権には1500mで何回か出たが、故障して2年間ほど出られなかった時期があった。そのときに補強を一から教えてもらい、体幹をしっかり鍛えたら、ベストがまた出るようになり、以降、継続して練習も積めるようになった。それがやっと結果につながってきたのかなと思う。

男子800m 川元  奨(日本大・長野)2013/06/09 20:39
1.47.43
 勝ちたいというよりは“勝つ”と決めて臨んでいた。初優勝だし、横田(真人)さんにも勝てたので、そのことはとても嬉しい。しかし、タイム(B標準=1分46秒20)を出すことを狙っていたので、それが達成できなかったことが悔しい。
ついていってラスト300mで前に出るレースを考えていたので、ほぼ思っていた通りの展開。前半400mの入りでまずまずだったので、これは行けるかもしれないと思っていたが、600mの通過が遅かったので、ラスト200mでもう一回頑張らないといけないという気持ちになった。ラストはタイムのことを考えていたので、横田さんが迫ってきていることも分からなかった。

女子1500m 陣内 綾子(九電工・福岡)2013/06/09 20:17
4.16.17
 選手権ということもあり、勝ちたいという気持ちとタイムを出したいという気持ちの両方があったが、途中で勝ちたいという気持ちのほうが強くなってしまい、そこで守りに入ってしまった。そのせいで、後半もう一段階上げきれなかったと残念に思う気持ちがある。
記録的には自己ベスト、あわよくばB標準(4分09秒00)を出したいと思っていた。タイムを狙ううえで早めにスパートをかけるというプラン通りには持って行けたのだが、そこでさらに上げられなかったところがまだまだだなと反省している。7月半ばから8月にかけてヨーロッパ遠征を行う予定。昨年もそこで自己ベストを出しているし、競い合う試合ができるので楽しみにしている。記録はそこで狙っていきたい。

男子三段跳 梶川 洋平(川崎市陸協・神奈川)2013/06/09 20:02
16m36(+1.3)
 今回が初優勝。非常に嬉しい。
 大会2日前に体調を崩して仕事も休まなくてはならないほどだった。そのため、どれだけ回復しているかというところに懸けて臨んでいた。それが動ける範囲内だったので調整できたという状況。跳躍自体も、助走がうまくまとまらず、最後までどうなるか分からなかった。そんななかで勝てたのは、ベテランになって試合中に技術を調整できるようになったことが要因かなと思う。
(6回目で逆転されて迎えた最終試技については)ちょっと焦ったが、岡部(優真)くんは力のある選手だし、跳んでくることは予測していたので、自分の動きだけに集中していた。再逆転できたときは嬉しくて、“やったぜ”とひたすら叫んでしまった。

男子砲丸投 畑瀬  聡(群馬綜合ガード・群馬)2013/06/09 19:42
18.30
 日本選手権の獲得なので、勝ったことはもちろん嬉しいが、思うような記録が出せていないので満足はしていない。調子がよかったし、(記録を)狙うつもりで来ていた。それが1回目を緊張のために力んで失敗投てきになってしまったせいで、2回目も勝ちに行く投げをしなければならなくなり、そこで2本無駄にしてしまった。優勝が決まっていた6回目は、ファウルをしてもいいから攻めて行こうと思ったが、結局攻めきれずに終わってしまった。
18mを越えるのは2年ぶりだが、今年は大きなケガもしていないし、技術面でも練習の段階ではやりたいことがしっかりできている。あとは心の問題。それがちゃんと噛み合えば、19m近く投げられる自信はある。19(m)のラインを越すということを目標にやっていきたい。

男子110mH 矢澤  航(法政大・神奈川)2013/06/09 19:19
13.89(+1.3)
 優勝はいつ味わっても気持ちいい。勝てたのは、同期のみんなや後輩、OBの方々、なんでも相談しやすい監督など、支えてくれた人がいてのことだと感謝している。
今日は、失うものは何もない。何があっても絶対に前を向いて、最後まであきらめずに行こうと思っていた。(激しい競り合いになったが)レース中は無我夢中だったので、フィニッシュしたときも勝ったか負けたか分からない状態だった。直前の400mHで岸本(鷹幸)さんが世界選手権出場を決め、自分も続きたいと思っていたので、記録的には全然満足していない。

女子400mH
久保倉 里美(新潟アルビレックスRC・新潟)
2013/06/09 18:57
56.62
 この大会では、まずはA標準(55秒40)をしっかり目指そうと考えていたので、予選から流れを組み立てて走っていくつもりだった。予選では後半に課題があったので、それを修正したかったのだが、決勝もうまくいかなかった。優勝した喜びよりは、レースを失敗してしまった悔しさのほうが大きい。絶好調で臨めていたわけではなかったので、そこは難しかったのかなと思うし、まだ力が足りないところなのかなとも思う。
(今回で7連勝を達成したことについて)自分のなかでは特別な意識はなく、ここまで来た感じだが、自分の場合は、何よりも周りの方々のサポートがあったこと、本当に恵まれた環境のなかで続けてこられたことが大きいと思う。

男子400mH 岸本 鷹幸(富士通・千葉)2013/06/09 18:05
49.08
 こんなに苦しい試合はこれまで経験したことがなかった。(49秒08という優勝記録は)シーズン前半の状態を思えば上々の記録だと思うが、世界で戦うことを考えると、まだまだ。もっと調子を上げていかなければならない。
 優勝できたのは完全に意地と言っていい。3連覇がかかっていたことと、あと、昨日の400mで(大学の先輩にあたる)金丸(祐三)さんが、あの状態から圧巻の走りをしたことが大きな刺激になった。自分も頑張らないと…という気持ちになった。
精神的には、昨日の準決勝で49秒49が出たことで、吹っ切れた気持ちで臨めていた。決勝では絶対に来ると思っていた笛木(靖宏)さんが外側のレーンに入り、見える状態でレースができたので、本当に捨て身の思いで走ったが、勝てたかどうかは最後まで自信が持てなかった。

男子1500m 秋本 優紀(山陽特殊製鋼・兵庫)2013/06/09 16:10
4.02.32
 今回が初優勝。ラスト勝負まで持ち込めば、勝機はあると思っていた。今季は(優勝が)狙えるくらいの持ち記録を大会前に出せていたので、レースでは勝つことを意識しすぎずに、リラックスして臨もうと思っていた。予選でもまずまずの走りができていたので、決勝レースはリラックスして楽しむことができたと思う。決勝ではラスト150mくらいからスパートしようと思っていたが、思っていた以上にスローペースになり余裕があったので、少し早めに行った。もっともっと記録が伸ばせるように頑張っていきたい。

女子3000mSC 荒井 悦加(エディオン・広島)2013/06/09 15:38
9.58.22
 2連覇だが、昨年の優勝よりも嬉しい。去年はしっかり準備ができた状態で臨むことができていたが、今回は、休養していた時期が長かったこともあり、4月は全く走れない状態だったので。日本選手権に出ること自体をあきらめかけたときもあったし、練習の流れなどもボロボロだったが、周りの支えもあり、このレースに向けてそういうことを忘れて、やれることをすべてやってきた。そうしたなかで連覇できたことを、心から嬉しく思う。
 監督からは“ラスト1周まで持ち込めば絶対に行ける”と言われていたので、(レース中は)とにかく落ち着いて臨むことを心がけた 。

女子800m 伊藤美穂(順天堂大・神奈川)2013/06/09 15:21
2.05.30
表彰台に上がることを目標にしていたが、まさか優勝できるとは思っていなかった。トップ選手が集まる舞台なので、天辺(優勝)を狙うのは難しいとは思っていたが、ラストには自信があったので、挑戦する気持ちを忘れないようにしようと思って臨んでいた。2分05秒30は自己ベスト。こういう大きな舞台で、自己新を出せたことは、とても自信になった。
 今回が初めての全国優勝。さらに練習を積んで、次の日本インカレでも勝負ができるように頑張りたい。

女子ハンマー投 綾  真澄(丸善工業・香川)2013/06/09 15:15
64m20
(自身の持つ66m32の)大会記録や自己記録(67m26)の更新を狙っていくつもりで臨んでいた。調子がこれまで以上に良かったので、持てる力を出し切ろうと思っていたのだが、前半の流れが噛み合わず、いろいろ考えながら投げてしまい、6回目にやっときちんと投げられたという状態だった。3連覇は嬉しいが、6回目の投てきが最初から出せていれば…という悔いが残る。

男子走高跳 髙張 広海(日立ICT・神奈川)2013/06/09 16:30
2.25
(5月の)東日本実業団後、脚に痛みが出て十分に練習ができなかったことと、(大会直前の)水曜日に発熱したこともあり、正直なところ不安だらけで臨んでいた。 今日は2m31(A標準)を跳んで、日本記録(2m33)以上に挑戦する気持ちでいた。2m25は自己新だし、2連覇ではあるが、記録が出せず悔しい気持ちのほうが大きい。

特別協賛

山崎製パン株式会社

協賛

アシックスジャパン株式会社 大塚製薬株式会社 日本航空 株式会社ニシ・スポーツ 株式会社セレスポ

特別協力

京王電鉄株式会社




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