2018.05.16(水)大会

【セイコーGGP2018大阪 クローズアップvol.1 男子4×100mR】日本 リオ銀オーダーで米国、中国と激突

日本 リオ銀オーダーで米国、中国と激突

2020年東京五輪「金」に向け、GGP大阪で始動

月刊陸上競技6月号より/一部加筆・修正)



あの豪華な顔ぶれがそろい、しかも、2年前を彷彿させる華麗なバトンワークまで帰ってきた──。初夏の陽気となったゴールデンウィーク最終日の5月6日、東京・北区のナショナルトレーニングセンター陸上トレーニング場に、2016年リオデジャネイロ五輪男子4×100mリレー銀メダルの4人が勢ぞろいした。走順に、山縣亮太(セイコー)、飯塚翔太(ミズノ)、桐生祥秀(日本生命)、ケンブリッジ飛鳥(Nike)。5月20日のセイコーゴールデングランプリ大阪でリレー種目が行われるのを機に、日本陸連が1日だけの「合同練習会」を開催。次代を担う若手スプリンターやU20カテゴリーの選手も招集し、今季から男子短距離を率いる土江寛裕オリンピック強化コーチの、2020年東京五輪に向けた強化方針も説明する場になった。

今回は科学委員会が測定するバトンパスの練習が報道陣に公開され、第4コーナーで1~2走、3~4走の受け渡しを2本ずつ。さらに、第3コーナーに移動して、2~3走の練習を2本行った。リオ五輪メンバーはブランクを感じさせないパスワークを披露し、当時も強化スタッフとして練習を見続けてきた土江コーチは「2本目にはバシッと合ってましたから、さすがですね」と、日本の〝伝家の宝刀〟でもあるアンダーハンドパスを自賛した。

選手たちも久々の顔合わせは感慨深かったようで、1走の山縣は「2年前を思い出しながら、その延長線上でやりました」と話し、2走の飯塚が「微調整もなしでできたよね」と言ってメンバーを見渡すと、皆うなずいていた。



2008年の北京で銅、16年のリオで銀とオリンピックの男子4継で2つのメダルを取った日本の、次のターゲットは自ずと「金メダル」になる。2年後に迫った東京五輪でそれを達成するために、土江新体制で打ち出したのが「個人の走力強化」だった。かつては毎月のようにナショナルチームの合宿を行い、バトンパスの精度を高めてきた日本だが、桐生の9秒98を筆頭に10秒0台が何人もいる現状では、「個人の計画を尊重することが大事」と土江コーチ。その裏には「バトンパスの技術でタイムを削り出すのは、ほぼほぼ限界」という事情もある。バトンパスでもっとタイムを稼ぐには、のるかそるかの、よりリスキーな受け渡しをしないといけなくなる。

したがって、今後は合宿形式ではなく、リレーの実戦の機会を増やして「バトンの技術や走力、そしてチームの和」を確認していく。その第一歩がゴールデングランプリ大阪で、最終種目に組まれる男子4×100mリレーに、日本は3チームを編成。日本代表Aは、リオ五輪銀メダルのドリームチーム。同Bが今季の実績などから多田修平(関学大)、原翔太(スズキ浜松AC)、小池祐貴(ANA)、藤光謙司(ゼンリン)のオーダーになる予定。U20は宮本大輔(東洋大)がエース格を務める。



対する外国チームは、ジャスティン・ガトリン率いる米国や、ジャカルタ・アジア大会で最大のライバルになる中国、それに韓国など。個人種目の100m、200mと同様に、見応えのあるレースになることは間違いない。

土江コーチはさらに、男子4継チームを7月21日~22日のIAAFダイヤモンドリーグ・ロンドン大会に派遣することを明らかにした。メンバーは6月末の日本選手権後に決まるアジア大会代表になる模様だが、そこに昨年のロンドン世界選手権200mでファイナリストになったサニブラウン・アブデル・ハキーム(フロリダ大)を呼べるかどうか。大学側の意向も尊重しつつ、2020年に向けては「絶対欠かせない選手」(土江コーチ)ではある。

そして、今季の実戦としては8月のアジア大会が最大のターゲット。日本はリオ五輪で37秒60のアジア記録を作ったが、先に37秒台に入ったのは4年前の仁川アジア大会で優勝した中国(37秒99)。ジャカルタでその悔しさを晴らすためにも、前哨戦となるゴールデングランプリ大阪では負けられない。


写真提供:フォート・キシモト

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