2018.06.07(木)大会

【結団式・日本代表選手70名】第18回アジアジュニア陸上競技選手権大会


 6月7(木)~10日(日)に岐阜メモリアルセンター長良川競技場で開催される第18回アジアジュニア陸上競技選手権大会に出場する日本代表選手団の結団式が6月6日、岐阜市内のホテルにおいて行われ、代表選手70名(男子36名、女子34名)と役員23名が出席した。



 

 冒頭に、主催者を代表して、友永義治日本陸連副会長が「この大会は2年に1回に行われるが、今回が初の日本開催となる。日本代表選手として、誇りを持って、自覚を持って、自分の力を最大限に発揮していただきたい」と挨拶。続いて、古田肇岐阜県知事が来賓代表として登壇し、「この大会については、横川浩日本陸連会長から“日本にとって久しぶりの本格な国際陸上競技大会”と伺っている。こういう重要な大会を岐阜県で開催させていただけるのは本当に光栄なこと。200万県民挙げて歓迎し、全力で応援したい」と歓迎するとともに、「戦国時代からこの地域では、“美濃を制する者は天下を制する”と言われている。どうか皆さんお一人おひとりが、この美濃で行われるアジアジュニア岐阜大会を制して、東京オリンピックへ、世界へ、大いに羽ばたいていっていただきたい」と激励した。


 これを受けて、日本選手団団長を務める杉井將彦日本陸連強化育成部U20・U16オリンピック強化コーチが挨拶した。「さあ、いよいよ大会が始まります」と口火を切った杉井団長は、「日本代表選手団として、シニアの代表と同じ“サンライズレッド”のユニフォームを着用して、堂々と、誇りを持って大会に臨んでほしい」と述べ、「皆さんには、メダルのへのこだわりと記録へのこだわりを強く持って、競技に向かってほしい。そのこだわりは、このあとの皆さんの競技に大きくプラスになってくる」と促し、「このアジアジュニア開催に盛り上がる岐阜の皆さんの応援を追い風に競技して、ぜひ、この地に感動を届けるような戦いをしてほしい。4日間、精いっぱい全力で戦いましょう」と選手たちを鼓舞した。

 


 続いて杉井団長より男女キャプテンが発表され、男子キャプテンは宮本大輔(東洋大)、女子キャプテンは長麻尋(国士舘大)が務めることに。2人は、ともに2020年東京オリンピックやその後の国際大会での活躍が大いに期待できる次世代の競技者として、日本陸連がエリート強化育成に当たっているダイヤモンドアスリート。100mと4×100mRに出場する宮本は「このアジアジュニアではチーム一丸となって戦い抜き、最高の成績を残し、そして、今後行われるU20世界選手権その他、大きな大会につなげられるよう頑張っていきましょう」と、やり投に出場する長は「国際大会が初めての選手もたくさんいると思うが、チームに貢献できるよう精いっぱい頑張りましょう」と、チームメイトに呼びかけた。

 


 最後に、大会アンバサダーを務める、2008年北京五輪男子4×100mR銅メダリストの朝原宣治さん(日本陸連強化育成部ダイヤモンドアスリートプログラムマネージャー)と2000年シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(日本陸連理事)が選手たちを激励。
 朝原さんは、28年前の1990年に北京で開催されたアジアジュニア選手権に日本代表として出場した(走幅跳で銀メダル、4×100mRで金メダルを獲得)のが初めての海外遠征で、海外渡航自体も初めてであったことを明かし、「走幅跳で銀メダルを取ったことが自信になり、世界に向かっていこうという気持ちになった。一方で、勝負や記録にこだわっていたというわけではなく、すごくわくわくして臨んだ結果、いい結果を得ることができた」と自身の経験を披露。「皆さんにはぜひ、失敗を恐れずに思いきり試合を楽しんで、自分の今持っている力をぶつけていってほしい」と励ました。
「この大会が、私の地元である岐阜で開催されることを、すごくうれしく思う」と切り出したのは高橋さん。「私はオリンピックの経験はあるが、アジアジュニアの経験はない。自分のジュニア時代を振り返っても、ここにいる皆さんが、どれほど実力があって、可能性に満ち溢れているかよくわかる。可能性を信じて、自信をもって挑んでほしい」と語りかけ、「ここで過ごす、すべての時間が“学びの時間”となり、自分の大きな糧になる。たくさん、たくさん吸収して、ぜひ飛躍につなげてほしい」という言葉を贈った。

 大会は、6月7日から開始。午前9時より競技がスタートする第1日には、男子3種目(十種競技は前半5種目が実施)と女子5種目の決勝が行われる。

 

文:児玉育美(JAAFメディアチーム)

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