2018.08.27(月)大会

【アジア大会】Day2:8月26日(日):コメント

【決勝結果&コメント】

◎野上恵子(十八銀行・長崎)
女子マラソン決勝 3位 2時間36分27秒



メダルを目指してきたので、銀ではあるけれど、ほっとしている。
(チェリモ選手が25kmの給水でスパートしたが)チェリモ選手は、何度も給水のたびに飛び出していたので、まだそれかなと思っていたが、そのまま行ってしまった。ついていけたらと思ったが、ペースが早かったので対応することができなかった。
序盤から先頭を引っ張ったのは、スローペースになっていたから。どちらかというと遅いペースで集団のなかで走るよりも、自分が主導権を握って前で走ったほうが走りやすいと思ったので、前に出ることにした。
(40kmで単独2位に浮上したが)このときは、2位争いしていたKIM Hye Song選手(北朝鮮)を(自分が)引き離したというよりは、KIM選手が勝手に落ちていった感じだった。どこかで勝負しなければと思っていたが、その必要がなくなったことは、ちょっとラッキーだなと思った。トラック勝負も覚悟していたのだが、その瞬間に銀メダルが確実になったので、とても安心した。昨年の北海道マラソンを走ったとき、ラスト20kmのところを過ぎたあたりで飛び出してしまい、一度自重して動きが悪くなってしまったことがあったので、今回は、何度も仕掛けられるように、タイミングを伺いながら走ることを意識した。最後まで粘ることができたので、そこは自信になった。切り替えをする練習をやっていたことが、自信につながったのかなと思う。
30km、35km、40kmの各給水地点には、井上大仁選手(MPHS)、黒木純男子マラソンコーチ、園田隼選手(黒崎播磨)がそれぞれついてくれた。応援してくれて、すごく嬉しかったし、30km地点でチェリモ選手と離れたとき、井上選手が「あとは気持ちです」と言ってくれたので、それがすごく力になった。
また、昨日の井上選手の金メダルはすごく刺激になった。できたら同じように金メダルを取りたかったが、それができなかったところが自分の甘さと思う。ただ、目標にしていたメダルが取れたことは本当に自信になった。(地元の)長崎にメダルを持って帰れることができて、とても嬉しい。

◎田中華絵(資生堂・東京)
女子マラソン決勝 9位 2時間42分35秒



この大会の代表権は、3月の名古屋ウィメンズで獲得したが、そこからアジア大会があるとわかっていたなかで、自分でここに100%の調子を合わせられなかったことが、今の自分の実力不足かなと思う。頑張っているけれど、うまくいかないという期間が続いて、そういう心と身体が一致しない期間が長くて、すごくここまで苦しかった。
(チェリモ選手のスパートで集団がばらけたときに遅れてしまったが)本来ならあそこからがやっとスタートというところ。しかし、自分は勝負できる状態ではなかった。後半のほうは完走するので精一杯という感じになってしまった。
今回はアジア大会だったが、まず前提として、私は国内の大会に出てもトップを取ったことがないなかで選ばれたので、次にこういう大会に来るときは、自分が代表にふさわしい力がある状態で来られるように、本当の実力をつけていかなければいけないなと改めて感じた。

◎橋岡優輝(日本大学・東京)
男子走幅跳決勝 4位 8m05(±0)

悔しさしかない。1本目はファウルだったが、かなり感触がよくて、記録も出ている感じで、「このまま行けるかな」と思っていたのだが、少しそこから感覚が狂ってしまった。自分の思い通りの助走ができず、ところどころで踏み切りが合わない跳躍が出ていた。しかし、5本目でかなり詰まっていた跳躍を、6本目で(助走のスタート位置を)下げたことで修正することはできていた。6本目は、「まあ、及第点をあげられるかな」くらいの跳躍はできたかなと思う。
世界ジュニア(U20世界選手権)と同じような状態で、昨日(予選)の状態もよくて、今日になってさらにコンディションがいい状態で臨めていたので、少し空回りしてしまった面もあるかもしれない。
具体的には、いつも自分が重視している最初の3本の部分が、ちょっとうまく乗らなかった。自分はいつも、「欲張りながら、しっかり重心を移動させて、腰を乗せて、乗っていく」という感覚を意識しているのだが、そこの部分が(意識としては)少し欲張りすぎてしまって、逆に(動きとしては)欲張りきれなかったというような感じ。本当に微妙なところなのだが、そこがうまくいかなかったように思う。
上位に来た中国の2選手に対しては、決勝になってこれだけ跳んでくるのはすごいなと感じた。1回目から8mを超えてきていたが、僕も1本目がけっこうよかったというのもあり、焦りはなかった。むしろ、これだけレベルの高い試合で自分も跳べたらいいなという高揚感につながったかもしれない。
安定して8m台が出せるようにはなっているが、大きな一発が出ないことは、もどかしいといえばもどかしいが、自分のやりたいことをしっかりやっていれば、いつかは出せるはず。これだけ(アベレージを)維持できているので、本当に一発が来れば、8m20、8m30という数字はすぐに出てくると思う。ここは根気よく、しっかり重ねて、そのなかでいい感覚をつかんでいきたい。

◎城山正太郎(ゼンリン・北海道)
男子走幅跳決勝 5位 7m98(+0.4)

ちょっとエンジンがかかるのが遅すぎたなというのと、8(m)は跳びたかったという感じ。もう少し思い切りよく助走を行けたのかなということに気づくのが少し遅かったと思う。
前半は跳躍がまとまらなくて、その理由が自分でもわからなかった。でも、そこが吹っ切れて、助走をがつがつ行ったら跳ぶことができた。よかった跳躍は、(決勝記録となった)7m98のジャンプ。それともう1つ前の跳躍が感触としてはよかったと思う。

◎ウォルシュジュリアン(東洋大学・埼玉)
男子400m決勝 5位 48秒89



正直、最後のコーナーを回ったところで、「これ、メダルを取れるんじゃないかな」という自信があったのだが、実現はならず。トップ選手の勝負強さというものを感じた。でも、そういうところが自分の足りていないところなのだと思う。でも、逆にいえば、「もう少しでメダルが取れる」という実感があったので、もうあと少しで、次の自分が出てくるのではないかと思う。
走りについては、最後の直線以外は、今までのなかでもけっこういいんじゃないかと思った。やはり最後の直線で勝負しきれなかったことが敗因かなと思う。
外側にいたインドの選手がけっこう前半型なので、あまり力を使うことなくそれについて行けたということが、好感触として記憶に残っている。
こういう大舞台での決勝というのは、あまり経験がないので、そういったところで勝負をするのは、自分の次のレベルアップにつながるし、絶対に次につながると思う。まだ国内のエースが複数あるで、そこで、この経験を活かしてタイムを狙っていきたい。
マイル(4×400mR)は、連覇を目指す。チームも頼もしいメンバーばかりなので、協力して連覇を目指したい。

◎青木益未(七十七銀行・宮城)
女子100mH決勝 5位 13秒63(+0.2)



ウォーミングアップでうまく1台目を入れなくて、不安もあったが、ここはもう思いきり行くしかないと思って臨んだ。しかし、やはりなかなかうまく行けなくて、「ヤバイ」と思ったときにはリズムも崩れて、ハードルにも(脚を)ぶつけて…というレースになってしまった。
以前に比べると、スタートが悪くてもそのあと冷静に立て直して入ることができるようになってきていて、実際に日本選手権でもそれができたし、そういう走りができることのほうが多くなっていたのに、「なんで一番大事なときに、できないのだろう」とゴールしたとき思った。
予選を通過した時点で自分のタイムは3番目だったので、普通に自分の力をしっかり出せればタイム的には2~3番が狙えると思っていた。4年に一度の舞台だし、狙える位置だし、「絶対、絶対(に実現させる)」と思っていたことで、逆に、少しうまくいかないことで、「どうしよう」と思ってしまった。そこで身体も心もずれてしまったように思う。

◎紫村仁美(東邦銀行・福島)
女子100mH決勝 7位 13秒74(+0.2)



前だけを見て走ったのだが、本当残念だなと申し訳ない気持ちでいっぱい。スタートは、あとでリプレイを見たときに、若干遅れていたんだなと思ったが、でも、自分自身ではそんな感じはなかった。少し右の人とぶつかることがあったので、走りづらいなというとこはあったけれど、自分は抜け出していれば、そんなことにはならなかったと思うので、最初の加速がうまく行かなかったんじゃないかと思う。記録はもう悪すぎる。高校生だって、(13秒)43とか出しているので…。どこが悪かったのは、ビデオとかを見てからじゃないと、今はちょっとわからない。

◎右代啓祐(国士舘クラブ・東京)
男子十種競技決勝 優勝 7878点



率直に疲れた。でも、ほっとした疲れという感じ。日本選手権が終わってから、気持ちを切らさずにこつこつと練習を積み上げてきた。いい部分もあったが、悪い部分もかなりあって(笑))、その苦しいなかでも勝負所で勝てたということは、また一つ自信になった。
2日目は、前半の取りこぼしがあったせいか疲労感はそんなになくて、ハードルが意外によかった。円盤投は練習投てきはよかったが少し力が入ってしまった。今年は円盤投で苦しんでいるのだが、今回もまた45m台の苦しい投てきとなったなかで、棒高跳でうまく切り替えることができ、観客の力を借りて5mに近い跳躍をすることができた。そこでよい流れにもってこられたのに、やりでまた失敗してしまって…(笑)と波のある内容だった。
反省点は多いのだが、そのなかでも絶対に負けないぞという気持ちを持ち続けることができた。最後の1500mは1周目は(優勝争いをしていた)タイの選手の後ろについていたのだが、「これで後ろについていってゴールするのは自分らしくない」と思い、2周目からは自分の走りをしようと決め、そこからはもう足が回らないくらい追い込んだ。それが僕の試合。そうして(全力を)出し切ることができて競技を終えられたことは久々の爽快感だった。これにメダルというおまけがついてきて、すごく嬉しかった。
実は、棒高跳のときに右足首を捻挫してしまい、地面に着くだけも痛い状態だったので、そういうのもあって最初は後ろについたのだが、でも、そんなことを理由にするのはイヤだなと思い、痛いことを忘れる気持ちで走った。
記録はともかく、日本で1番というのは人生で7回になっているが、アジアのチャンピオンにはまだ1回になれていないところでの挑戦。4年を経て、もう一度優勝することができたことは、アジアのチャンピオンとして君臨し続けているという証明にもなったのではないかと思う。
アジアの舞台では勝つことはできているので、もうそろそろ世界で入賞とかメダルとかを…(笑)。ずっと口にしているが、なかなか形になっていないので、それを33の年(2019年ドーハ世界選手権)になるのか、34の年(2020東京オリンピック)になるのかわからないが、ぜひ実現させたい。大先輩の澤野さん(澤野大地、35歳で、2016年リオ五輪男子棒高跳で入賞)のように、僕もできる限り、競技を続けていきたい。

◎中村明彦(スズキ浜松AC・静岡)
男子十種競技決勝 3位 7738点



金メダルが取りたかったというのが正直なところだが、力及ばず今回もまた銅メダルという結果だった。この大会は、東京オリンピックに向けて、すごく大事な試合だと位置づけていたが、そこで力を出し切れなかった部分があったというのが悔しい。
2日目は、ハードル以外は、現状の力を出し切れたと思うが、それ以外の種目がちょっと…。特にスプリントが最近の悩みの種。力が足りないなと改めて感じた。また、(タイの選手を逆転して)銀メダルを獲得するためには、1500mまでで、もうちょっと点差を詰めておきたかった。それも含めて、前半の取りこぼしとか、ハードルの小さな取りこぼしとかがあとあとに響いてきて、こういう結果につながってしまったと考えている。
リオ五輪が終わって、ここ2年くらい、自分のなかで今一つ出し切れないというか、一歩とどまってしまう部分をすごくもどかしく感じることが続いていた。東京五輪までを考えたら、そこをどうにかするしかない。
そのうちの1つがスプリント系。去年よりも走れていないということが事実としてあるし、しかし、ハードルが落ち込みすぎているかといえばそうでもないし、走幅跳は最低限のところで押さえていたり、棒高跳は走れていないのに成長したりしている面もある。そういった1つ1つをしっかり見直して、落とさずに拾っていかなければいけないなと思う。

◎山縣亮太(セイコー・東京)
男子100m決勝 3位 10秒00



今は、正直言うと悔しい気持ちのほうが大きい。スタートした瞬間にSu Bingtian選手(中国)の存在を感じたので、「ああ、行かれたな」と思ったが、思った以上にそこからはついていくことができた。最後に、Tosin Ogunode選手(カタール)との(差が)どうかなというところだったが、スタートもよかったと思うし、全体としてはおおむねよかったと思う。
昨日のレース(予選)が終わった段階では、自分の課題はスタートだと思っていたので、そこを今日、意識的に変えることをやった。結果としてタイムを縮めることができたのでよかった。スタートからいい流れができていたと思う。
準決勝は、予選からの反省ということで、スタートからもっともっと力を出し切るイメージで走った。そのぶん、後半で少し詰められた部分があったので、決勝では、後半のところを、スタートから行くなかでもリラックスして走るということを意識した。
(Su Bingtianとの差は)意外と近いと思った。ゴールしたとき、タイマーが9秒92で止まったので、「もしかして(自分も9秒台?)」と思ったのだが…。あとちょっとが遠く感じる。

【予選・準決勝結果&コメント】

◎宇都宮絵莉(長谷川体育施設・兵庫)
女子400mH予選 1組2着 57秒99 =決勝へ

案外自分のレースに集中して、いつも通りに走ることができた。昨日の夜から緊張して、混成(七種競技)とはまた違った緊張とワクワクがあったのだが、ウォーミングアップの時に調子が上がってきていたので、欲張らず冷静に走れたかなと思う。
8レーンだと知ったときは、「よしっ」と思った。レースに集中できるし、カーブも緩いので、予選はよかったかなと思う。歩数自体も5台目まで15歩で行って、そのあと16歩で2回、以降を17歩と、計画通りに行くことができた。課題にしていた逆足(本来の踏切足と反対側の足)で跳ぶときも、思っていたよりもスムーズに行けたので、今日の状態なら合格。また、流したわけではないけれど、もうちょっと最後の100mで上げられたら、タイムも上がってくると思う。
バーレーンの2選手が強いが、走っているときは日本人も外国人も関係ない。自分のことだけを意識できれば、メダルも見えてくる。自己ベストも出したいと思う。

◎市川華菜(ミズノ・愛知)
女子100m準決勝 2組8着 12秒01(+0.1)

全くいいところが出せなかった。(レースについての反省は)少しゆっくり考えたい。
昨日(の予選で)、スタートがあまりうまく出られなかったが、やっと力を出しきれるようになってきたので、準決勝は、スタートに力を入れるようにしたのだが、逆に今度は後半にうまくつながらなくなってしまった。加速にうまく乗れなかったなと思う。
アジア大会のスタートに立ちたいという気持ちはすごくあった。本当は、ここでベストパフォーマンスを出すことが私の目標だったのだが、どうにかしてこの場に立とうという思いでやってきた。そして、私がスタートに立てるようにと、いろいろな方のサポートがあった。とても感謝している。
この大きな舞台で、今の身体を、どうやれば良いほうに持っていけるのか。そのために、気持ちと身体を擦りあわせるのがとても大変だったが、それはこういう舞台でなければ経験できないことでもあるので、とても自分のためになったと思う。

◎山縣亮太(セイコー・東京)
男子100m準決勝 3組1着 10秒10(+0.9) =決勝へ
※同日決勝につき、ミックスゾーン対応を行わず。

◎ケンブリッジ飛鳥(Nike・東京)
男子100m準決勝 1組3着 10秒36(+0.2)

昨日よりタイムを落としてしまったのが残念。今シーズン、あまり自分がイメージしているようなレースがなかなかできなくて、最後までそういうレースをしてしまったかなという感じである。身体の状態自体は悪くないのだが、なかなかイメージする通りに身体を動かせなかった。それはスタートと後半の両方でいえることで、普段だったら多少出遅れても、ラストはしっかり走れるところなのだが、今回はそういう自分の得意な部分を出すことができなかった。
タイム(10秒36)を見た段階で、「(決勝進出は)少し厳しいな」と感じた。10秒2台くらいは出ているかなと思ったのだが、思っていた以上に動いてなかったんだな、と。やはりそういうところでも、ずれがあるのだと思う。
この大会では、決勝で勝負することを目標にしてずっとやっていたので、そこに進むこともできなったことは残念。まだ、リレーがあるので、まずは気持ちを切り替えて、映像なども見ながら何がダメだったのかを考えてやっていきたい。

◎安部孝駿(デサントTC・岡山)
男子400mH準決勝 1組1着 49秒71 =準決勝へ

今日はとりあえず前半の流れだけ確認して、あとは中盤を明日のレースプランにどうつなげようかなということを確認した。タータン(全天候型走路)と自分の調子によって歩数をどうするかということを、いろいろ考えながらレースした。走路はサブトラックよりはいいけれど、かなりやわらかめだが、走りにくいことはない。あとはサンバ選手(カタール)とか記録のいい選手と一緒にレースをすることによって、自分がどこまで引っ張られるかというのもある。決勝では、思いきって勝負していってもいいかなと思っている。

◎岸本鷹幸(富士通・東京)
男子400mH準決勝 2組3着 50秒95

試合自体はすごく楽しいものだったのだが、自分の調整不足がここまで響いているとは思わなかった。試合前にスピードを挙げた練習をすることがすごく大事なのだが、体調が整わず、そこを満足にこなすことができていない状態だった。その影響もあって、全体を通して、のっぺりとしたレースになってしまい、自分の持ち味を出すことなく終わってしまった。

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