2017.08.10(木)大会

【世界選手権】デイリーハイライト(Day5:8月8日)

5種目で決勝が実施

日本選手は出場せず


 第5日の8月8日も、イブニングセッションのみの開催となりました。実施された8種目のうち、5種目が決勝というタイムテーブル。残念ながら日本勢の出場はありませんでした。
 この日は、予報されていた雨は避けられたものの気温が下がり、「涼しい」というよりは「寒い」と感じられる気象条件に。不思議なことに競技開始直後(16℃)から夜が更けるにつれて気温は少し上がりましたが(最終種目の男子400m決勝や棒高跳の終盤の時間帯は19℃)、新記録を狙うには厳しいコンディション下での競技となりました。
 女子やり投は、世界記録保持者(72m28、2008年)で2008年・2012年五輪金、2016年五輪銅のバルボラ・シュポタコヴァ選手(チェコ)が66m76で優勝。世界選手権では、26歳で戴冠した2007年大阪大会以来の優勝となりました。男子800mは残り150mでスパートをかけたピエール・アンブロワーズ・ボス選手(フランス)がそのまま逃げ切り1分44秒67でV。この種目でフランスに初優勝をもたらしました。
 男子棒高跳は、5m95を3回目にクリアしたサム・ケンドリクス選手(アメリカ)と、この高さを2回失敗して3回目をパスした世界記録保持者(6m16、2014年)のルノー・ラビレニ選手(フランス)が、バーを6m01に上げて優勝を争う展開に。ラストチャンスだった1回目をラビレニ選手が失敗したことにより、ケンドリクス選手の初優勝が決まりました。ラビレニ選手は、試技内容でピオトル・リセク選手(ポーランド)にも敗れ3位。世界選手権初制覇はまたしてもなりませんでした。
“夢の42秒台”突入なるかが注目された男子400m決勝は、世界記録保持者(43秒03、2016年)でこの大会で200mとの2冠を目指すウェイド・バンニーキルク選手(南アフリカ)が連覇を達成しましたが、記録は43秒98にとどまりました。バンニーケルク選手との優勝争いが期待されていたアイザック・マクワラ選手(ボツワナ)は、8月7日に感染性胃腸炎の診断を受けたことで、48時間の隔離が必要として国際陸連が出場禁止を通告したため、すでに予選を棄権した200mに続き、残念ながら400m決勝も欠場しました。
 また、この日は中国選手の躍進ぶりが目を引きました。3選手が決勝に臨んだ女子やり投では全員がベスト8に進出。66m25の自己新記録をマークした李玲蔚選手が銀メダルを獲得、予選で67m59のアジア新記録を樹立していた呂會會選手が65m26で3位となり、銅メダルを獲得しました(劉詩穎選手は8位)。2選手が決勝に駒を進めていた男子棒高跳では、薛長鋭選手が自己新記録の5m82を1回でクリアして上位争いに絡むシーンも。メダル獲得はなりませんでしたが、4位に食い込んで、リオ五輪(6位)に続く入賞を果たしています。

文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォートキシモト

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