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【男子100m】

坂井 隆一郎（大阪ガス）

3位（日本人1位）10秒10（＋0.4）

決勝に関しては、スタート練習のときから右のふくらはぎが攣りそうで、レース中も攣っている状態で走っていたので、レースを振り返ったり、カーリー選手との差であったり、自分の武器（であるスタート）がどこまで生かせたかというのは、あまり明確にできないレースとなった。しかし、そのなかでもしっかりと日本人のなかでは1番で、タイムも10秒10と許容範囲というか自分の目指していたタイムくらいでは走ることができたので、よかったなと思う。

ふくらはぎは、予選が終わったあとは問題なかったのだが、決勝のスタート練習のときに、急に攣りそうな感じが来た。正直、レースが走れないのではないかという不安もあったが、（自分が磨きをかけてきた）スタートの動きをレースで試したいという思いが強かったので、「攣りながらでもいいから、しっかりスタートを出て、最後まで走りきろう」という気持ちで臨んだ。

具体的には、木南記念の前くらいからは、低い姿勢でスタートを出るということを意識して取り組んできていた。そこは攣りながらでもできたかなと思う。

予選は10秒0台（10秒08、＋1.4）で走ることができて、決勝も（10秒）10で走ることができたので、日本選手権に向けてはいい弾みになったのではないかと思う。しっかりと日本選手権を踏んで、世界選手権に出場できるように、（日本選手権までの）残り少ない期間を頑張っていきたい。

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