2024.05.04(土)選手

【第108回日本選手権10000m】男子10000m優勝 葛西潤(旭化成)コメント



【男子10000m】

葛西潤(旭化成)
優勝
27分17秒46


(優勝は)狙っていた。優勝候補に全く上がっていなかったが、個人的には良い練習ができていたので、「狙えるかな」と思って、密かに狙っていた。

同じ旭化成のなかでも、ここまでの練習を含めて、けっこう自分の調子は良かったのかなと思う。相澤(晃)さんが前の日本選手権(第107回日本選手権10000m、2023年12月)明けにケガをされて、いわば手負いの状態だったので、「勝てるときに勝ちたいな」と思っていた。

レースプランとしては、ラスト1200~1000mくらいのところから、ちょっとずつリズムを自分でつくって、ラスト800mで仕掛けることができれば逃げきれるかなと考えていて、予定通りに走ることができた。(電子ペーサーの設定タイムだった)27分22秒00というタイムが楽に出るくらいの練習はできていたので、ラストは設定よりも(ペースを)上げることはできるという算段はついていた。五輪参加標準記録の27分00秒00は、今日のペース設定では、なかなかラスト(のペースを上げる)だけでは行けない記録。「今日は勝ちきれればいい」と思って、狙い通りに走った。

(創価)大学時代は4年間、ほとんどケガで走れず、1年の半分とか半分以下くらいしか走れていなかったのだが、社会人1年目の昨年は、ケガなく年間を通して走ることができた。そうやって継続した練習をできたことが、そのまま結果につながったのかなと思う。

オリンピックに向けては、僕は前回の日本選手権に出ていないぶん、ポイントが足らない状態にある。なので、再来週にもう1本、ロンドンでレースを走ることにしていて、本当に一か八かになるが、今回の結果とその結果で、ポイントを狙っていこうと考えている。正直なところ、昨年まではパリ(オリンピック)は全然見据えていなかったし、それが見える位置まで来られるとも思っていなかったのだが、この年始くらいから調子が上がってきたので、急きょプランを変更して、前倒しでやってきている。若干しんどいところはあるけれど、せっかくなのでチャレンジしたい。

オリンピックはテレビで見ていただけの世界で、もっと遠いものだと思っていたのが、すごい近づいてきたので、今後も変わらずに目の前の目標を一つ一つやっていくなかで、テレビで見ていたあの舞台に立てればいいなと思う。


JAAFメディアチーム



■第108回日本陸上競技選手権大会・10000m

開催日:2024年5月3日(金)
会場:静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアム
▼第108回日本陸上競技選手権大会・10000m特設サイトはこちら
https://www.jaaf.or.jp/jch/108/10000m/

#Challenge25Laps

JAAF Official Partner

  • アシックス

JAAF Official Sponsors

  • 大塚製薬
  • 日本航空株式会社
  • 株式会社ニシ・スポーツ
  • 積水化学工業株式会社

JAAF Official Supporting companies

  • 株式会社シミズオクト
  • 株式会社セレスポ
  • 近畿日本ツーリスト株式会社
  • JTB
  • 東武トップツアーズ株式会社
  • 日東電工株式会社
  • 伊藤超短波株式会社

PR Partner

  • 株式会社 PR TIMES
  • ハイパフォーマンススポーツセンター
  • JAPAN SPORT COUNCIL 日本スポーツ振興センター
  • スポーツ応援サイトGROWING by スポーツくじ(toto・BIG)
  • 公益財団法人 日本体育協会
  • フェアプレイで日本を元気に|日本体育協会
  • 日本アンチ・ドーピング機構
  • JSCとの個人情報の共同利用について